NSPとはヒートパイプの原理を活用した熱交換パイプです。2重構造となっており、外管と内管との間の空間は真空状態でその中には作動液が入っています。「液体は減圧すると沸点が下がる」、「気体が液体に変わるときには発熱する」という2つの原理で高効率の熱交換が行われています。また熱の伝わり方は、輻射であり、遠赤外線などの熱線によって直接、熱が伝わります。

仕組み

1Mあたり僅か50ccの熱媒体をコアパイプ(内径8mm)に通しメインパイプ(48.6mm)へ伝える。その時のメインパイプ表面温度はコアパイプに通した熱量の※約90%前後と熱交換効率が非常に高い。このコアパイプに通す熱を冷却、加温することで省エネの冷暖が可能

※メインパイプ表面温度はコアパイプの入と出の平均値に0.95をかけた温度である

原理

真空にすることにより沸点が低くなり、少量の熱量で効率的に温度を伝えることが可能です。富士山頂での沸点が低いのと同じ原理となっています。NSPメインパイプ内は約20hpaに保っており、沸点は20℃前後です。

製品形状